2015年05月01日

瓶詰め

瓶に手紙を詰めて海に投げ込むみたいな気分だ。

小さな小瓶に、詰めれるだけ詰め込んだ言葉が、
溢れないようにぎゅっと蓋をして、
力一杯、遠くに投げ込む。

いつか、海の向こう側に届くように、と。

もしかしたら、その内の幾つかは、
暗い海の底へと沈んでしまっているのかもしれない。
あるいは今尚漂っているのかもしれない。
だから届いた言葉は、所々が抜け落ち、
順番もまちまちで、要領を得ないものになっているのかもしれない。

それでも、今日も小瓶に手紙を詰め込んで、
波に流していく。

ちょっと想像してみる。

暗い海の底に、ボクが投げ入れた言葉が、
誰にも届かずに沈んでいる様子を想像してみる。

それはそれで、何だか悪くない気がする。
posted by 中神謙一 at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記