2015年06月23日

舟にゆられて

行ってみたいところがある。
好きなものだけ乗せて、小さな舟で。

こんな風に考えることはあまりないんだけれど、時間が戻ったらいいな、と思ったことがあって。
1年前?
10年前?
20年前?
とにかく。
もしもそうして作り変えることが出来るなら、一つだけそうしたいことがある。

世界を、ちょっぴりだけ変えてみたい。

中二病みたいな書き方だけど。(笑)
勿論、そんなことが叶わないことは分っている。
時はさかしまには流れない。

今の自分を悔いているわけではなく、きっと一年前に戻ったところでボクはそうしてしまうだろうと思う。
星の運行が決まっているように、魂の運行もまた決まっているのなら、同じことをきっと繰り返すんだろう。

それでも。
それなら。

ボクはごろりと横になって、小さな舟に揺られながら星空を見上げる自分を想像する。
それは何だかとてもリアルに思えて、そっちが本当の自分じゃないかと思えてくるくらいで、
もしかしたら、どこか別の世界でそうしているかもしれないと想像する。
まるで「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる僕と私みたいに、それはどこかで繋がっているのかもしれない、と思う。

まぶたを閉じる。
星空がゆっくりと流れていく。
そうして舟は流れを下っていく。
posted by 中神謙一 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記