2016年04月13日

直観のこと。

直観のこと。
直観というのは思いつきやヒラメキとは、似ているけれどちょっとだけ違う、と思っている。
上手く言えないけど、それは何かの――啓示に近い気がする。

ボクが物語を書く時のほとんどは思いつきだ。
それはただ、そこにあるものを見つけるに近い感覚なので、
直観とは少し違う。
でも、物語のタイトルに関しては「直観」に近い。

ぼんやりとしていた何かが、名前を与えられて特別になる。
確固とした存在になる。
それは啓示であり、ボクがそれに与える洗礼であり、祝福であり、あるいは呪いでもある――と思ったりする。
不思議なもので、名を与えられ、名を呼ぶと、それはそれとして動き始める。
命を得る。そこにはそれがボクの物だという、わずかばかりの自負もある。

未発表の(未完でもあるけど)R99という物語は、そのタイトルを与えられてから、単なるロードムービー的な物語からそこにファンタジーの要素を色濃く上乗せしていった。(書き上げなくちゃな)
そう決まっていたことのように。
あるいは水を得た魚のように、今では、それがあるべき姿だったかのように見える。


直観のこと。
直観的に、これをやってみよう、と思ったことは割とやってきた気がする。
誰かに相談することはあるけれど、それは基本としてやるための相談で、
やるかどうかの相談ではない。
あれもこれもと望むには、確かに人生は短すぎる。
けれどただ座って終わりを待つには長すぎる。
砂時計の残りが僅かであっても、落ちるのを眺めて過ごすには、長すぎる気がする。
だから会いたい人に会いたい。
やりたいことをやりたい。
叶わないことも沢山あるけれど。


直観のこと。
直観的に好きとか嫌いとか、いいとか悪いとか感じる時がある。
きっと誰だってそうでしょうけど。
もちろん長い時間をかけて、好きになったり、
好きだったものがそうでなくなっていったりすることも(あるいはその逆も)ある。
誰だってそうでしょうけど。

でもボクは、嫌いになることはあまりないような気がする。
好きになることが少ないからかもしれないけど――好きなものを嫌いになるのは、好きになった分まで嫌いになるみたいで、損したみたいな気分になる。したくないなって思う。



名前を呼びたい。
会いたい人に会いたい。
好きなものを好きでいたい。


そう思う。
直観として。


次は「風景」のこと。
posted by 中神謙一 at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記