2015年03月21日

迷宮。

かつてクレタ島につくられた迷宮。
牛頭人身の怪物、ミノタウロスが閉じこめられていた場所。

迷宮に足を踏みいれた者は、このミノタウロスに遭遇し、
ことごとく殺される。

そう、必ず遭遇する。

なぜか?迷宮と迷路は違うからだ。
迷宮というのはどれほど曲がりくねっていても、一本道で構成されているものをいう。
その道は交差せず、分岐や行き止まりはなく、入口から出口までが一本の道でつながっている。
どれだけぐるぐると同じところを歩いているような気がしても、出口に向かって進んでいる。
それはある部分で迷路とは真逆のものなのだ。

だから、必ずどこかでミノタウロスと遭遇する。

ならば斃すしかない。
したたかに、ひそやかに。
自分が今持っている物で戦うしかない。
自分が斃されないように。
その先に進むためには。

考える。
考えろ。

この先何体のミノタウロスがいるか分らないけれど、
ここは迷路じゃない。

色んなことを考えている。
考えすぎているのかもしれない。
ここはレイヤー上に幾層も重なった思考の迷宮で、
今、大切なのは自分がどのレイヤーに立っているのかだ。

目を閉じて、深く息を吸って確認する。
posted by 中神謙一 at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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