2015年05月19日

暖かい泥の中

灯りを消し、目を瞑って横になる。
昨日の眠りは、なんだか薄い氷みたいな眠りだった。

意識の表面に、薄い氷が広がっていく。
でもその氷は厚くならず、広がる端から、少しずつ溶けていく。
そんな眠りだった。
朝になるまで、数時間。
いつもより長く眠っていたような気がする。
でも、それはとても表層のものだった。
夢も見れない、そんな眠りだった。
まるで追われている逃亡者みたいな。

無駄に長く眠ったみたいで、損した気分がした。
それなら何かしてればよかったかな、とか思う。
そう、何か考えていればよかった。


暖かい泥の中に、沈むみたいな眠り。

気怠さと共に、少しずつ沈んでいくような眠り。
そんな眠りを探してる。

薄暗い洞窟みたいな部屋の中で。
一度味わうと、忘れられなくなるような、
ほんの1時間。ううん、30分でもいい。
そんな甘美で呪いみたいな眠りが欲しい。

他じゃ代えられない。
posted by 中神謙一 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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