2015年09月17日

「尼寺へ行け」

Get thee to a nunnery!

シェイクスピアのハムレットに出てくる有名な台詞でもある。
ハムレットがオフィーリアに言い放つ台詞だ。
真夏の世の夢にも出てきたか。

Get thee to a nunnery!――尼寺へ行け!

勿論これにはその文面通りの意味もあると思う。
世俗との交わりを絶ち、清らかに生きていけ、というような意味かな。
でも、同時にこの言葉には、「売春婦になってしまえ!」という意味がある。
当時、そういう認識が―スラングとしてでも―あったにも関わらずシェイクスピアがその言葉を使ったということは、そこに何かの意味があるということだ、と思う。

これを含んで言っているのか、いないのか。
ハムレットの女性不信はいかほどなのか。
台詞一つに、含まれるバリエーションとそれへのアプローチは沢山ある。
意味を解っていない台詞を吐くことほど、ダメなことはないと感じる。
振り当てられた台詞をただ発するのは、
雨漏りの音より性質が悪い。理由が無いからだ。

難しい。
何気ない一言が、その意味がどこにあるのか。
明るいフレーズをどう言うか。その逆は?

台詞の一つ一つを、それこそ考古学の発掘品をチェックするみたいに、
そっと手に取って、マジマジと見つめ、またそっともとに戻すの繰り返し。
役者としても演出としても、時間のかかる作業だなぁと思う。

そんな感じで、改めてQ&Aの台本を読んでいる。


それにしてもハムレットのヤツ、
「生きるべきか死ぬべきか」なんてウジウジするくせに、
「売春婦になってしまえ!」なんて人には結構大胆なことをいうヤツだよね。


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posted by 中神謙一 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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