2016年07月25日

見たかったもの。見せたかったもの。2

山の空気や、何かの気配や、
そこに馴染もうとする自分と、
それを拒否しようとする自己。
そんな事を考えながら石段を登る。

最初は随分沢山の人で、もう、本当にうるさかったりもしたのだけど、
千本鳥居の奥へと抜け、お山の一番上まで登るにつれ人は減っていく。
(それでも思っていたより人がいたけど)
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途中から、闇は濃度を増していく。赤と黒のコントラストが強くなっていく。
歩きながら、心は鎮まるどころかいろんなことを考え出す。

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すれ違う人の顔も見えない鳥居の回廊を一人歩いていると、
今、自分がそういう夢を見ているのかと錯覚しそうになる。

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夜が更けていく。黒が深くなる。
不思議と安らぎを感じた蛍の森を思い出して、ボクはそこにもう少し居たい、と思う。
でも、帰らなければ。まだやらなきゃいけないことがあるんだし、とボクは思う。
そう思って山を下りる。
鳥居の回廊をくぐって、日常に沈んでいく。

見たかったもの。
見せたかったもの。

物語に書く情景。
posted by 中神謙一 at 17:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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