頭の中で秒針が鳴っている。
チックタック、チクタク。
チックタック、チクタク。
秒針の音を色々聞いていたからだ。
(秒針の音、というと、九十九堂のシーンも思い出してしまうけど。)
当たり前のことが当たり前であるということは、
結構貴重なことだし、それが当たり前だと思ってはいけない。
それは簡単に失われてしまうものなのだ。
それは薄氷の城、砂上の楼閣だ。
ボクは昔からそういう感覚が頭の中にあって、
失うことへの諦めや恐怖がある。
けど、それを感じない人って割と多い。
当たり前が当たり前なのは、それを支える体や心や資金といったエネルギーがあるからで、
それはすべて有限なのだ。
チクタク、チクタク。
進んだ針の分、減っているのかもしれないって、
ボクはいつもそんなことを考える。
2017年06月14日
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