2016年09月20日

イメージ。

キャスティングって難しい。
舞台でもそうだけれど、特に商業や映像では、事務所の推しだったり、
すでに決まっているメインや、監督との相性もあったりする。

そこには色んなバランスがある。
漫画やアニメみたいに、キャラクター一覧があって、
仲良し五人組、主役はこのこ、髪型はこんなの。
ぽっちゃりしたこを一人いれよう、小柄なこもひとり。
相手役の男の子がこの子だから、キャラかぶらないように、
ちょっとこっちは不良っぽいほうが…なんて風に、
並べてみてビジュアルのバランスを整えていくような作業が、
実際の人間でも行われていくわけで。

若手ですごくかわいい女の子で、芝居も素直でいいんだけど、
かわいすぎる、という理由で採用が見送りになったりもする。
ヒロインがたたなくなっちゃうから。
そういうの、ある。

よく聞く「今回はイメージが・・・」みたいな言葉には、
そういう意味合いもある。
この役はもっと地味な子がいいんだよな、とか、
このこ可愛い(あるいは男前)すぎる、とか。

イメージの含んでいるところは、ほんと広いな、と思う。

先日、色んな人を見なくては、と改めて思った。
もっと色んな人を見て、自分の中のイメージのリストに載せておかなくちゃ、と。
自分がこんな風にやりたいな、
こんな話をやりたいなって思ったときに、
キャスティングに名前を挙げれるようにって。

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2016年09月17日

感傷ではなく。

初めてのひとと初めてのジャンルと初めての規模の、
関わっていた企画が滞りなく終わり、
お疲れ様ですと言い合って皆と別れて、
ちょっとした高揚と疲労と、少しの充実とたくさんの反省を抱えて帰る。

祭りの後、という言葉がふと浮かぶ。

いつも感じるこの虚無感みたいなものは何だろう?
色々話したいことがあるんだけれど、だれに話したらいいんだろうってなる。
それでも――大きかったり小さかったり、それは色々だけど、
次の祭りの為に櫓を立てなくちゃいけないんだ。
そういう仕事なんだと。
一夜明けて、またそう思う。

夏が終わって、確実に秋が近づいて。

以前に担当していたこどもミュージカルのステージで、
感極まって本番前のゲネプロで涙するコドモがいた。
そういう「思い入れ」みたいなものを、忘れないようにしなきゃな、といつも思う。
形や見え方は違っても、そういう何か。
祭りを作る側が持っていなきゃいけない何か。
祭りが終わる度に、そして夏が終わる度に、ボクはそれを思い出す。

ボクが彼ら彼女らに教わった、たくさんのこと。
その一つだ。
一昨年、ボクは実際にミュージカルに携わってステージの裏にいた。
昨年、客席からステージをみていた。
今年、ステージは無く、向かいの会議室からホールを眺めた。

こういうの、来年も思い出すんだろうか?
それとももう思い出さないんだろうか。
どっちなんだろう。

感傷ではなく、検証として。
posted by 中神謙一 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年09月15日

月を見に。

枚方の河川敷で行われた、千人の月見を覗いてきた。
薪能があったり、出店があったり、何だかお祭りの夜みたいだった。
夏のお祭りじゃなく、秋の。
収穫祭、みたいな感じ。

風が気持ちよかった。雲間から少しだけ月も見えた。
来ている人たちも楽しそうだった。
こういうのも素敵だな、と思う。

帰宅して、一人で飲んだ。
窓の向こうに小さく月が見える。
ボクは、こういう風に、ゆっくり静かにっていうのが落ち着くみたいだ。
明かりを小さくして、お酒を飲みながら、月を眺めている。
そのまま夜に溶けていきそうな感じ。
大勢も楽しいけれど、こういうのも素敵な時間です。
posted by 中神謙一 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年09月13日

湿度。

窓の外では雨が降ったり止んだり。
週間予報では週末まで雨の予報。

ベランダへの窓を全開にして、強くなったり弱くなったりする雨音を聞いている。
雨音を聞きながら、何だか鈍った体をストレッチしてみたりする。
色んな事が億劫なのは、きっとこの湿度のせいだ。
体を動かしたいときに限って、こんな雨になるんだから、とぼやく。

雨はまあいいとして、湿度がとても不快で、
気が付くとじっとりと汗をかいていたりする。
極力汗をかかず、走ることもせずに生きていきたいボクではあるけれど、
気持ちいい汗と、そうでない汗くらいはわかる。
こういう汗は、気持ちよくない汗。

汗をかこうと体がしているのに、肌にまとわりつく湿度がそれを邪魔する感じ。

それでもしばらくマットの上でストレッチをしてると汗がにじんでくる。
シャワー浴びて気分を変えて仕事しよう。
イメージを膨らませて、動きを決めよう。

体にまとわりつく湿度は、不快というより倦怠、という感じ。
早く秋になればいいのに、と思う。
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2016年09月10日

スクエア

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スクエアさんの公演「芸人コンティニュー」を観劇。
まず、ABCホールいっぱいに広がった舞台美術が圧巻。
ボクもセットを建てこむのが大好きだから、これだけでワクワクする。
こちらはカーテンコールで撮影解禁になった舞台。すごいよね。
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そのステージの上で、ただでさえ軽妙なコメディを展開するスクエアさんが、お笑い芸人たちの物語を展開していく。小ネタあり、そしてちょっとジンとする場面もありの約110分。
SANTA×CROSSに出演してくれた山本くん、泰三さん、インフィニティ・エイトに出演してくれた吉沢さんも出演されていたんだけど、本当に生き生きしてた。

公演期間中だし、ネタバレにならないよう、詳しい内容は書かないけれど、スクエアさんはこの公演をもって無期限の活動休止に入る。
メンバーは活動されるのだろうけど、スクエアという団体の公演はしばらく観れなくなるのだ。
ボクはこの公演を観れてよかった、と思ったよ。

9/11(日)まで、ABCホールで公演です。
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2016年09月08日

この花

先日、久しぶりに花屋を覗いていて、
以前に書いた詩を思い出した。

君に この花を贈るよ

今でも頭の中に、時折流れるくらい好きな歌だけれど、
ふと、この花ってどんな花だろうって考えた。

劇中歌だったので、歌詞としては花火のことを指して書いたけど、
それだけじゃなく、約束、とか、
おめでとうとか、ありがとうとか。
いろんな物の象徴としての花だった。

心の中の柔らかくて鮮やかな感覚、その象徴を表す言葉が花だった。
その象徴を贈る言葉が、その歌詞だった。


ボクも花は好きです。
男のくせにって思われちゃうかもしれないけど。
すぐ枯らしちゃったりするけど。
花は散ってしまうけど。

でも、それがいいな、と思う。

いつまでも残らないから。
だからまた、花を贈れる。

ボクがもし花なら――散らないんだったら、わざわざ咲かないかもしれない
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2016年09月06日

音声ガイド公演の意見交換会に参加したこと。

ピッコロシアターさんで行われた、「音声ガイド公演の意見交換会」 に参加してきた。
これは先日ピッコロシアターさんで実施された視覚障がいを持つ方への音声ガイド付き舞台の、その実施の過程や体験者のアンケートなどをもとに意見交換するという会。
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実際に劇団SE・TSU・NAでも行っている音声ガイド。
今回ピッコロ劇団さんでの公演を実際に観て、ガイドも聞いて、
その感想などを述べさせていただいたんだけれど、
参加されたメンバーのほとんどが、劇場などの、いってみればハード側の関係者の方で、
公演をうつ側、ソフトとして劇団としての参加はボクだけだった。
(もっとも、ボクたちは結局自分たちでハード部分も担っているわけなので、ピッコロシアターさんのような劇場でのオペレーションの工夫や、気づかれた点はとても参考になった。)

だから少し、主催者というよりは脚本・演出家としての意見や感想も述べさせていただいた。
この辺りはまたどっか別に書くとして。

やはり集まられた他の劇場さんも(新しく制定された法律のこともあって今後障がいを持つ方への舞台鑑賞アプローチを強化していくことになるし)その辺りに興味があった様子。
色々興味深い話が聞けてよかったな、と思ったし、やはりこういう取り組みの経験や実体験、
改良してよかった工夫などを共有することで、お客さんに快適に楽しんでもらえるようになっていくはず。

ボク個人も今、枚方市の新しい市民会館建設へむけての条例策定に関わっていて、
そこでもやはり高齢者、こども、障がい者の人たちが、どのようにそういう芸術活動と呼ばれるものに触れやすい環境をつくれるか、みたいなことが議論される。
そこでいつも思うのが、ハードはもちろん、ソフトもやっぱり大事だよってことで、
どんなに立派な施設や機材があっても、それを使おうと主催者や興行主側が思わなければ、
宝の持ち腐れなわけで…今回、参加させてもらって、色んな劇場・施設の中の方が、
こんな風に色々意見を交換して今後こういう取り組みを進めよう、とされているのを目の当たりにすると、安心というか、色々やれそうな気がしてくる。

すぐに全部、は無理でも、
すぐに始められることもあるとボクは思っている。

ボクは別に綺麗事を言っているわけでなく、
舞台を(あえて使うとして)「観たい」という人がいるのだ。
観客がそこにいるのだ。
観に来てもらえるようにすれば、自分たちにもプラスだと思うんだ。

世界は変わっていく。
どうせ変わるならならいいほうに。


と、いうことで、来年6月の公演でも音声ガイド付きのステージをご用意しますから。
宣伝しとく。
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2016年09月03日

ひらかた回想。

そこは枚方市役所別館の4階にある会議室で、
窓から見ると、向かい側に市民会館大ホールを少し見下ろす感じになる部屋で。

不思議な感じがした。

数年後にこのホールがなくなるのだ。
新しいホールを建てるための計画、その運営していくための条例や内容、そんなあれこれを話し合う場にボクがいることも不思議だけど。

その日はまだ夏の終わりで。
ボンドの匂い、喧騒、熱気、自分たちの怒鳴り声、
汗、涙、いらだち、疲労感、泣き顔、
びっくりするぐらいの笑顔とたくさんの拍手。
いろんなことを思い出した。

何だか不思議な感じがした。
とても近い、けれどとても離れている感じ。
ボクが、ボクたちがそこに刻み付けた(あるいは刻み付けたと信じていた)色んな物の一つが消えてしまうのだ。
それはもう遠く離れてしまっているのだ。
例え目の前にあったとしても。

そういう気分になった。
それはただノスタルジックなものでなく、
否定や自虐でもなく、ただ、そうなんだな、と。
そういうものを見落としているのだ。
何か、色んなものをボクは見落としているのだ。

また、一つずつ何かを刻み付けていかなくちゃ。
そんな風に思うんだろうか?

ああ、新しくできるホールが素敵なものになるといいな、と強く思う。

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途中、公園の歩道で見つけた。
こんなの前からあったのかな。
何度も通った道なのに。
ボクは何も見えていなかったのだろう、きっと。
posted by 中神謙一 at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年09月01日

9月。

今日から9月。
セプテンバー。
ラテン語で「7番目の月」。
2016年の4分の3、その最後の月が始まる。

今日は枚方の会議に出席する。
明日は大阪で3ヶ月に1度の長い長い会議に参加する。
週末は舞台を観に行ったり、打合せしたり。

やってたことのいくつかが終わり、
また新しく始まります。

何もかもが上手く行きますように。
良い物になりますように。
良い物でありますように。
虫が良すぎるかもしれないけれど、
願うよ。

posted by 中神謙一 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月30日

ひらがなで

ちょっとちょうしがわるいので
きょうはおとなしくしておきます

そとにでず
なかにいれず

ゆっくりとゆっくりすることにします
たまにはそういうのやってみよう

あすにはきっと
もとどうりだから

文字の持つイメージ。
印象。
平仮名だけで書くと、すっげー病んでるみたいで笑えるね。
posted by 中神謙一 at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月27日

バランス。

卵焼いて。
豚バラ焼いて。
最近の定番のゴーヤと茗荷と。
舞茸をホイル焼きにして。
土鍋ご飯でおにぎり握って。
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おしゃれなプレートみたく盛り付けたいと思ったのに、なんか野暮ったい。

おにぎりが大きいのか?
一つひとつの量?
そもそものセンス?

何事もバランスが大事ですね。

昨夜食べてない分、今日はちゃんと食べようと思ったんだけど、
そういうのも、バランスですね。

ボクは少し、傾いているくらいがちょうどいい気がするけど。

いただきます。
ごちそうさま。
いってきます。

皆さま、どうぞよい週末を。
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2016年08月25日

ベクトル。

世界はたくさんの片思いで満ちている。

相互であってもそうで無くても、
個々人の持つ親愛だったり、
愛情だったり、友愛だったり、
あるいは嫌悪や憎悪だったとしても、
そういうたくさんの片思いで世界は満ちている。
この星は満ちている。

風車のように、水車のように、片側からの力でそれは回る。
やがてそのベクトルは変わっていくのかもしれない。
すでに変わっているのかもしれない。
あるいはこの先もずっと変わらないのかもしれない。
それはボクにはわからない。

夜になって朝が来て。
今も星は回っている。
posted by 中神謙一 at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月23日

ハローハロー

ジャンプで連載していた「BLEACH」という漫画の連載が終了して。
その感想とかではなく。

アニメにも映画にも、そしてミュージカルにもなって、15年も連載が続いた作品で。
ボクは少しだけれど、舞台となった「ロックミュージカルBLEACH」に関わらせてもらったりもして。
好きな作品の一つなんだけれど。

作品の中や単行本の巻頭に、詩があって、
ボクは作者である久保帯人さんのそういうセンスが好きだった。

詩心なく生きるには、世界は醜すぎる。
ボクはそう思う。

スピンオフ的な話で、登場人物のひとり、水色のエピソードにでてくる、
ハローハローっていう、あれも好きだったな。
システムはオールグリーン
コミュニケーションは不全。

とてもわかる。

先日、LINEの企画をやって、
イメージと違うところ、イメージ通りのところ、色々あった。
初めて言葉を交わす人、懐かしい人、色々だった。

コミュニケーションというのはとても難しくて、
点を線に、その線をさらに束ねて――とできることもあれば、
つなごうとしたラインは簡単に分断されてしまったりする。

システムはオールグリーン。
けれどコミュニケーションは不全。

そう、それはシステムの問題ではないのだ。
結局は相互の問題なんだろう。

システムはオールレッド
けれどコミュニケーションは良好

水色はたしかそんな風に結んでいた。
彼とその友人との性格と関係を表す、いいエピソードだなって思った。

ボクならどんな詩を載せただろう。
そんなことを考えた。

久保先生、連載、お疲れ様でした。
posted by 中神謙一 at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月20日

点と線、それを束ねて。

イメージしている物語の、その検証というか感覚をもうちょっと確認したくて、
公式LINEでちょっとした企画を実施します。
点を線でつないでいく、みたいな、そんなイメージ。
そのつながった線を、また束ねていく…そんなイメージ。


明日8月21日(日)20:00から21:00までの1時間、
劇団公式LINEのトークで「仮想人物のナカガミさん」とつながります。
まぁ、ボクですけど(笑)
メッセージでお話ししましょ、という企画です。

内容はなんでもよくて、雑談でも、質問でも、
あなたが聞きたいこと、相談したいこと、
今気になっていること、「元気?」なんて一言でもいいんです。


何でも答えます。
わからないことでも何かは答えます。
適当かもしれませんし、哲学的かもしれません。
多少の失礼な発言もあるかもしれません。ため口かもしれません。
変なキャラかもしれません。
でも、そういうキャラだと思ってそこは許してあげてください。
そういう方のみ、ご参加ください。


会話の中では、ナカガミさんから質問があったりもするかもしれません。
そういうのが、今イメージしてる物語に欲しい「ビジョン」でもあるんです。
お時間ありましたら、ぜひ参加してみて下さい。


☆トークのやりとり内容は1体1、「ナカガミさん」と「あなた」との会話です。原則、他の方には公開されませんが、違法な内容に関してはその限りではありません。誹謗中傷、差別的な発言に対しては返答いたしません。
☆基本的にすべてのトークに対応する予定ですが、時間内での対応が難しい場合など返答できないケースもございます。予めご了承ください。

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2016年08月18日

逆しまな町

くるりと視点を変えると、
新しく見えるものがあったりする。
違うものに見えたりする。

いいものが見つかるかもしれないし、
見たくないものが見えるかもしれない。

ちょっとどきどきする。

向こうの世界はどんなだろうって
逆しまな町を眺めながら考える。
妖精チャックとお化けカボチャみたいにね。

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posted by 中神謙一 at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年08月16日

It's not my day.

ついてない。
まあそういう日もある。

ボクの額にエピタフがついてりゃあね。
いや、それは冗談だけれど。

それでも。
ボクが悪いわけじゃない。

But somebody's fault.

いや、それはそうなんだろうけど。
そんなこと言われても困る。
そうだろう?

まずはこの散らかった現状を片づけちゃわないか?


怒ったりしない。
ただ、疲れることはある。
たとえ相手が植物だろうとね。

こういう日は、楽しいことを考える。
そう、特別な言葉を思い出して気分を上げていくんだ。


そう、
Nobody knows the trouble I've seen,nobody knows my sorrow.
それでいいんだ。
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2016年08月13日

ごはんをつくる。

ボクは料理が苦にならないので、
基本的には自分で作るし、ひとりで食べる。

どうせ食べるなら、食べたいものを。
そしてできるなら美味しいものを食べたい。

確かにレストランで食べるおいしい料理もいいのだけど、
毎日食べにいくのは面倒くさい。
基本がずぼらなので、ちゃんと着替えて、電車に乗って、食事して、
酔いつぶれることもなく帰宅して、風呂に入って、眠るっていうのが面倒くさい。
そんなことを続けるのはいささかお金もかかる。

だから、まあ、自分で作って食べるわけです。

好きなお酒を飲みながら、つまみを作り、食べ、
足りなくなったらまた作って。

ごはんを作るのは、楽しい趣味ではないけど、仕事ではないし、
集中して料理しているわけでもないし、
かといっていい加減に作っているわけでもない(だって自分が食べるのだ)から、
一日のあれこれを回想したり空想したり、
自分の中を整理したりするのに向いている気がする。


そうやって、ごはんと一緒に、ボクは自分をつくる。

食事が終わって、
洗い物してる間に、コーヒーを入れて、
洗い物が終わったら、コーヒーを飲んで。
本を読んだり、仕事したりして一日が終わります。

こういうの、嫌いじゃないんです。
ヒマつぶしにもなりますしね。

さて、今日は何たべようか。
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2016年08月11日

特別な言葉。

腹が膨れるでもないし、
ケガを治すこともできない。

けれど――言葉には特別な力がある。


そう思うから、時折ボクは古い手紙を読み返す。

そこには誰かじゃなく、
自分の為にだけ記された言葉がある。

それは誰かのものでもなく、
誰かと共有するものでもなく、
自分だけのものなのだ。

寂しい時、辛い時、悲しい時、
ひどく傷ついて損なわれた時、
上手くいかなくて疲れ果てた時。

ともすれば、ほどけて崩れそうになる何かを、支える力が言葉にはある。

それは痛みを和らげ、空腹を紛らわせ――勇気をくれる。
鎧となり剣となる。
立ち止まってしまって、一歩が踏み出せない時に、
膝を前へと進める力をくれる。

本の中の一節でも、好きな歌詞でも、
友達や家族や恋人からでも、日常で耳にした一言でも、
何でもいいんだけれど、

自分の為だけに記された言葉は、
特別で、洗礼で、支えで、誇りでもある。
その言葉を贈られるに相応しい自分でありたいと思う。

ボクにはそういう言葉がある。
あなたにも、きっとあなたの為だけに記された言葉がある。

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2016年08月09日

グロテスク。

先日書いたプロットの一つのタイトルを、仮で「羊の家」にした。
もう一つの物語のタイトルを、仮で「RogueWisper」にした。

どちらにも感じる切なさを悲しさ、儚さと美しさ。
でも――それよりもなによりも、そこに感じるグロテスクさ。
それが何に端を発するものなんだろうと考えていた。

ボクの書くプロットは、本当にただの骨組み、メモでしかないので、
実際に書き始めればどんなふうに彼らが動くかはわからないけれど、
裏を返せば、今、それほどにグロテスクな何かが記されているわけではないにも関わらず――そこにそういうものをボクは感じてしまう。

なんだっけな。
こういうの。
似た感じがあったんだけどな。
そう考えて「人間失格」の中の一節を思い出した。

ああ、そうだ、あの感覚に近い気がする。
太宰治がどんな気持ちで書いたかは知らないけれど、
ボクがそれを読んでイメージした感覚に。

いつ、書けるかみ未定だけど、確かにボクの中に根を伸ばしている。
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2016年08月06日

祈りを。

争うではなく競うことを、
責め立てることでなく慈しむことを、
否定ではなく肯定を、
ボクにはまだまだうまくできそうにないけれど、
愛するものを傷つけても求めてしまったりするけれど、
それでも。

神にではなく故人に、祈りを。
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